✨山梨の園芸コラム掲載✨

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さて…

一見、音楽とは無関係なこの山梨の園芸

ご縁あってこちらに、音楽家と山梨の果物についてのコラムを書かせていただきました!

 

ご縁とは…昨年山の上のテラスで演奏させていただいたときにたまたま「文章書くの得意!?山梨の園芸農家の方々が見る雑誌に記事を書いてみない?」とお声掛けくださったのがきっかけ。

文章書くのが得意かどうかはさておき。

単に興味深かったのでぜひに!とお願いしました😊

山梨へは何度かお仕事で行かせていただいてたこともあって、意外とすんなりと書けた文章✨決められた字数の中で(と言っても若干オーバー笑)決められたテーマについて書くのはなかなか勉強になりました📝

しっかりちゃっかり、写真も載せていただき👍👍👍

山梨の園芸デビューですヽ(´▽`)/

記事はこちら↓

長いですが良ければお読みください😋

 

【フルーツと音楽人生〜満たされるハーモニー】

富士山、南アルプスを脇に抱える大自然、そして豊富な果物…そう「山梨県」である。私の好きな“桃“をはじめ“ぶどう“や“すもも“は国内最大の生産量を誇っていてこれぞ「フルーツ王国」…と言うことを実感したのは、大学入学と同時に東京へ上京してからという何とも少し勿体無い私のフルーツ人生。

私は生まれも育ちも北海道、高校生までは生粋の道産子でした。
北海道と言えばたくさんの海産物(と言いましても育ちは内陸旭川市ですが)ここぞとばかりの大自然に囲まれ今は住宅地もたくさんあるとは言え冬になって窓から外を眺めればキタキツネが道路を歩いてる、なんて光景も未だに珍しくはありません。海産物以外にもジャガイモやアスパラガス、とうもろこしなども名産ですし美味しいものもたくさんあります。
では、北海道の果物は??まず一番に挙げられるのが“メロン“でしょう。もちろん大好きですし今でも夏場に帰省したら食卓にメロンが出てきたり、東京暮らしも長いのでなかなか実家に帰れない時は母親からメロンが送られてきたりもします。
ただ、広い大地の北海道といえども初めて訪れることとなった山梨県でのフルーツの味と思い出は、地元にはない衝撃を私に与えてくれたのでした。(と言いますと大袈裟に聞こえてしまいますが本場で頂いた果物の味は本当に忘れられないものとなり、そんな私と山梨のフルーツの出会いをお話ししたいと思います。)

【山梨県へ初めて訪れた日】
高校まで旭川で過ごしておりましたが、音楽大学進学と同時に東京へと拠点を移しました。4年間大学で音楽を学び、現在は当初の目標の一つでもあった“音楽で仕事をする“ということをありがたいことに実現することができています。
私は普段ピアノという楽器を主に演奏しておりますがもう一つの顔としてハープそして打楽器の演奏もしております。
これらの楽器を通していただいたお仕事の中に「楽器のレッスン」というものがあります。2020年度から猛威を奮い私たちの生活に大きな影響を及ぼすこととなった新型コロナウイルス感染拡大が相まって、ここのところ活動が自粛気味にはなってますが“吹奏楽部指導“で数年前に呼んでいただいたことがきっかけで初めて山梨県へ訪れました。
その時に地元では味わえない衝撃、山梨のフルーツとの出会いがあったのです。
指導で呼んでいただいていた高校には「農業科」がありました。初めて降りたつ山梨の地。上京してしばらく経っていた頃ですが、そこには東京にはない自然、それが地元北海道と似ている自然か?と言えば全く違う、そんな光景がありました。
何が違う?何が見覚えのない景色?
すぐに分かりました。「果物の木々」の光景でした。時期が過ぎていたので満開の桃の花を見ることは叶いませんでしたがきっとこの木々に薄いピンクとそして中心は濃いしっかりとしたピンクのコントラストの衣装をまとった花々が満開に咲き誇っている季節がこの地には確かに存在している。そんなことを想像するとそこには“日本一の桃源郷“が思い浮かび、私の脳内は桃の花で満開となりました。(そしてそれを確かめるかのようにインターネットで「山梨 春 桃」と検索しその美しい光景にただただ見惚れたのです。いつか実物を拝見したい!)
山梨のとある駅から、指導校への道のりを顧問の先生が車で案内してくださる間にそのような光景を見てこれから出会う生徒との楽しみと同時に山梨の地への興味が湧いたのを覚えています。
本来の目的であるレッスンをしっかり終えた後、帰り際に顧問の先生から、なんと。
「うちの学校で収穫した桃です。とっても美味しいので召し上がってください。」と。レッスンで生徒たちとの素敵な出会いという収穫があったのにもかかわらず帰り際にこんなに嬉しいおもてなしを頂けるなんて。
先生から手渡された桃からはとても甘い香りが立ち込めていました。

【果物、その味とは】
山梨での楽器指導を終えて、甘く香る紙袋を手に早く帰路についてこの頂き物を食べよう!とワクワクしていたのを覚えています。
果物そのものだけではなく、山梨ではこれら名産物を使ったワインも有名ですね。
そう、音楽家はスイーツ・お酒が大好きなんです。コンサートのお差し入れに頂くこともあれば、仲間内でのお酒の話も尽きません。
70は有に超えるワイナリーが点在し実に多様な味を楽しめる、そして葡萄を使ったワインだけではなく桃のにごり酒なんかも山梨の数ある楽しみの一つ。
…ということでいただいた桃の他にワインと桃のにごり酒をお土産に(もちろん自分用にも)帰路に着きました。
そして早速桃をいただいたわけですが、口に広がる甘味に加えてみずみずしさ!!
富士山を麓に置く山梨県はもちろん美味しい水があってこそこの果物たちが育ってるわけですが、“水の美味しさ““自然の豊かさ“がこうも食物に影響するものなのか。とこのみずみずしさに驚きました。
前述してありますが、私の故郷の北海道は果物といえばメロンが有名ではありますがもちろんメロンの美味しさも私は大好きなのですが
例えるなら、メロンは甘くてジューシーですが食べ終わった後に飲み物が必要な(例えばミルクなど…!)果物。
これに対して、この日私が山梨でいただいた本場の桃は、甘くてジューシーですがみずみずしさが加わり果物そのものだけで余韻を楽しめる。音楽的に言いますと、程よい糖分と新鮮な水が織りなすハーモニーとでも例えましょうか。
これが私の山梨「フルーツ王国」を実感した瞬間でした。
(数ある指導校の中で、フルーツと共に山梨での思い出が鮮明に蘇るのはよっぽどその桃をいただけたのが嬉しかったのでしょう。)
そしてその数年後にいただいた、シャインマスカットに私は完全に心を奪われるわけですが…(笑)

【移りゆく四季があるからこそ】
音楽家としていろいろな地域に足を運ばせていただくたびにその土地の空気にふれ、美味しいものを頂き、そして地域の方々との交流を経てその思い出が自分の活動の糧となっていきます。
日本は四季が豊かな国です。春になれば桜を楽しみ、秋になると金木犀の甘い香りで心安らかな気分に浸ったりもするものです。そして季節が豊かな国だからこそ、季節の音楽もたくさんあります。さくらさくら、朧月夜、浜辺の歌、小さな秋、冬景色…。贅沢な国ですよね。
山梨に住んでいる方々が、この日本の四季の移り変わりと同時に果物の花や木々、香り、そして収穫を共に過ごしているのでしょう。
四季が豊かだからこそ、それに準じた食物が育ち人々が暮らしている。
山梨と言ったら「果物」そう人々が口を揃える。この裏には生産者の方々の並々ならぬ努力の結晶があってこそと思っています。

音楽家である私は、自分の音楽の幅を広げるために技量を磨くだけではなく“綺麗なものや景色を見る“”素敵な方々との出会い“など様々なものを五感を通して経験し吸収していかなければなりません。そして常に進化を目指していかなければいけません。
そう、山梨=フルーツ王国を確立してきている生産者の方々の努力に近づきたい…とまではとてもほど遠い存在ですが、少しでもその情熱をお手本にさせていただき
私にも“オンリーワン“の音楽を作るべく精進していきたいです。
(さて、山梨について文章を書いていましたら早速果物が食べたくなってきました。)

 

ということで…🍑🍇🍸

普段の音楽告知とは一味違った😋お知らせでした✨

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